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スマホ動画アプリでウイルス供用と詐欺、警視庁が6人逮捕


 警視庁 生活安全部 サイバー犯罪対策課と新宿警察署は、スマートフォン向けアダルト動画アプリに個人情報を取得するマルウェアを仕込み、さらに動画アプリを利用した架空請求で現金をだまし取ったとして、6月13日、20〜50代の男性6人を逮捕したことを明らかにした。

 警視庁によると、容疑者らは海外のサーバーを利用して、スマートフォン専用のアダルト動画サイトを開設し、同サイトにおいて動画再生専用アプリに偽装したマルウェア混入アプリを置いた。このアプリをダウンロードして端末に設定すると、スマートフォンから電話番号とメールアドレス、端末識別番号が抜き取られる。

 また、同アプリでは入会契約が締結されておらず、入会意思がない状態にも関わらず、利用料が発生したように偽装し、登録完了とともに架空請求画面を表示させた。さらに、アプリを終了したとしても、5分毎にこの登録完了画面を表示され、容疑者らが指定する口座への振り込み期日などを表示して、支払いをせまった。

 警視庁では、容疑者らが2012年1月上旬頃、前述の犯行により、会社員男性から9万8000円をだまし取ったとして、不正指令電磁的記録供用と詐欺の疑いで逮捕した。不正指令電磁的記録供用は、ウイルス供用罪やウイルス作成罪などと呼ばれるもので、罰則としては3年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金となる。詐欺罪は10年以下の懲役刑。

 なお、新聞各紙はこれら警察発表以外に、アプリはAndroid向けで、ダウンロード数が9200件、もしくは9200人分の個人情報流出などと報じている。このほか、今回の架空請求に211人が振り込み、被害総額が約2100万円にのぼることなどを報じている媒体もある。


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(津田 啓夢)

2012/6/14 20:03