TV映像をスマホに転送できるTVアダプター「VULKANO FLOW」が日本語対応


コンパクトになり日本語対応した新VULKANO FLOW

 アイ・オー・データ機器は7月31日、テレビ映像をインターネット経由でストリーミング転送するための据え置き型アダプター「VULKANO FLOW(ボルカノフロー)」の新モデルを8月初旬に発売すると発表した。新モデルは日本語対応したほか、サイズを大幅に小型化。幅は従来モデルの41.5cmから新モデルでは20cmと、半分以下になっている。価格は1万2800円で、アイオープラザが直営するオンラインショップ各店で購入できる。

 「VULKANO FLOW」は、サポート無し、無保証で低価格化して販売するアイ・オー・データの「挑戦者」ブランドの商品。テレビのリアルタイム視聴だけでなく、自宅のHDDレコーダーなどで録画した映像も視聴できる。

 遠隔でのリモコン操作にも対応しておりチャンネル切り替えや予約録画もできるが、リモコンで遠隔操作をするには、VULKANO FLOW本体にリモコンボタンを1つずつ登録する必要がある。

 なお、新モデルでは、アイ・オー・データ機器製のテレビチューナー5製品(HVT-BTL、HVT-BCTL、HVTR-BTL、HVTRN-BCTL、HVT-T2SD)については、リモコンをVULKANO FLOW本体に登録済みの状態で出荷する、プリセットにも近日中に対応する見込み。もし、前述の機種のアイ・オー・データ製TVチューナーのリモコンがプリセットがされていない時点でVulkano Player for PCまたはVulkano Player for Macをダウンロードした場合は、サイトで配布中(http://www.ioplaza.jp/shop/contents/vulkano3manual.aspx#remのリモコン設定ファイルを読み込むことで、登録が完了するという。

 専用ソフトは、WindowsおよびMac OS用は挑戦者の「VULKANO FLOW」製品情報ページで無償ダウンロードできる。スマートフォン用アプリは有償となり、iOS用はiTunes Storeで1500円、Android用はGoogle Playで12.99ドル。Android端末は対応確認済みの機種が挑戦者サイトで公開されているので、Androidユーザーは対応を確認してから購入した方が良いだろう。

左が新モデル、右が旧モデル。新モデルは放熱のため本体の厚みを35mm確保したためにコンパクトな箱形になっている

 新モデルのサイズは200×200×35mm(幅×奥行×高)。旧モデルはすでに販売を終了しており、新モデルも同じ製品名での販売となる。新モデルでは、セットアップウィザードおよびPC用のプレーヤーソフトが日本語に対応したほか、店員が作成した日本語マニュアルも付属。情報交換ができる「挑戦者掲示板」でユーザー同士の情報交換も行える。

 また、挑戦者ブランドは基本的に商品到着後2週間までの初期不良のみ対応するが、「VULKANO FLOW」では有償で初期不良の交換期間を延長する延長保証パックを用意。延長保証+1カ月で1万3010円、延長+6カ月で1万3850円、延長保証+1年で1万4800円で販売する。

 そのほか、長期出張中で自分でセットアップする時間がないといった顧客向けに、出張設置サービスも用意。購入前に映像の画質や機器の使用感をチェックできる無料お試しサービスも実施している。



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(工藤 ひろえ)

2012/7/31 12:32