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元ヤン・元ギャルはSNSに頼らない傾向、無料通話アプリの利用頻度は高い


 株式会社博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所は28日、自称元ヤン・元ギャルを対象とした「メディア・生活実態調査」の結果を発表した。仲間や家族との強い絆を持って周囲の人を大切にし、身近な人とのリアルでダイレクトなコミュニケーションを重視する傾向があり、携帯電話・スマートフォンからのインターネット接続時間が長い一方で、SNSの利用頻度は一般よりも低い実態が明らかになったとしている。

 調査は3月26日から4月9日まで、東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城・群馬の1都6県の20〜39歳を対象にインターネットで実施。サンプルは計800人。学生時代のイメージイラスト4点(「ヤンキー系」「ギャル・ギャル男系」「部活系」「勉強系」のキャプション付き)を提示して自分のイメージに近いイラストを選択してもらい、それが「元ヤン・元ギャル」に該当した400人(高卒まで)を集計している。比較対象として「一般」400人についても集計した。

 まず、1日あたりのメディア接触時間では、「テレビ」の151.8分、「携帯・スマホでのインターネット」の82.3分が一般よりも長く、特に男性30代ではテレビが約40分、男性20代では携帯・スマホが約22分、それぞれ一般の同じ性年代層を上回った。

1日あたりの平均メディア接触時間(博報堂DYメディアパートナーズの発表資料より)

 携帯・スマホでのSNS利用は、「よく利用する」が19.9%、「ときどき利用する」が14.1%、「あまり利用しない」が12.3%、「まったく利用しない」が53.7%。特に30代では「まったく利用しない」が6割を超えている。一般で「まったく利用しない」は43.7%だった。

携帯・スマホでのSNS利用頻度(博報堂DYメディアパートナーズの発表資料より)

 携帯・スマホでの通話頻度で「よく利用する」を選んだ人は43.0%おり、一般の36.1%より多い。特に男性20代で48.5%、女性30代で46.0%に上り、それぞれ一般の同じ性年代層よりも10ポイント以上高い割合だった。博報堂DYメディアパートナーズでは、SNSには頼らず、知人との交流は「直接話す」「電話をする」などシンプルなコミュニケーションが支持されていると分析している。

携帯・スマホでの通話頻度(博報堂DYメディアパートナーズの発表資料より)

 無料通話アプリの利用は、「よく利用する」が12.8%、「ときどき利用する」が13.8%、「あまり利用しない」が15.3%、「まったく利用しない」が58.1%だった。「まったく利用しない」が多数を占める点は一般でも61.1%と同様だが、「よく利用する」は一般の9.5%、「ときどき利用する」も一般の12.3%をそれぞれ上回っている。

 特に20代男性では「よく利用する」が17.5%に上り、一般の同じ性年代層における6.2%を11ポイント以上上回った。女性20代も「よく利用する」が17.3%に上るが、この性年代層は一般でも「よく利用する」が16.2%に上るほか、逆に「まったく利用しない」割合が元ヤン・元ギャルの56.1%に対して、一般が51.5%と少ない結果となっている。

無料通話アプリの利用頻度(博報堂DYメディアパートナーズの発表資料より)




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(永沢 茂)

2012/8/28 16:27