「Google+」、企業内に限定した投稿が可能に


グーグル エンタープライズ部門 シニアプロダクトマーケティングマネージャーの藤井彰人氏

 グーグル株式会社は30日、Google+に企業向けの新機能を追加した。Google+の投稿を企業内に限定できるようになる。新機能はGoogle Appsを利用中の企業にプレビュー版として、2013年末まで無償で提供される。

 Google Appsを利用している企業は、管理者が「投稿を制限する」と設定することで、投稿を社内限定にコントロールできる。Google+の機能である「Googleサークル」で部署ごとなどにグループを作れば、社内でのみの柔軟なコミュニケーションが可能となる。

「投稿を制限する」と設定「この投稿はドメイン外のユーザーとは共有されません」と表示される

 ビデオ会議を行う機能「Googleハングアウト」も社内限定の利用が可能。部外者は招待されない限りビデオ会議に参加できなくするほか、ハングアウトオンエアの許可/禁止も設定できる。

 また、ビデオ会議中に「Googleドキュメント」を開いて、ドキュメントの共同編集も可能。ハングアウトの予定を「Googleカレンダー」に追加し、カレンダーから直接ビデオ会議に参加できるようにもなった。

ビデオ会議中にGoogleドキュメントを共同編集

 グーグル エンタープライズ部門 シニアプロダクトマーケティングマネージャーの藤井彰人氏によれば、「Google+の企業向け機能の提供はまだ始まったばかり。これからモバイル用Google+の企業向け機能や、より使いやすい管理機能など、さまざまなサービスを追加する予定」という。


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(川島 弘之)

2012/8/30 16:31