ソニー子会社の個人情報が流出、ハッカー集団「NullCrew」が犯行声明


 「NullCrew」と名乗るハッカー集団がソニーに対してサイバー攻撃を行ったと宣言していた件で、ソニーは同社子会社のソニーモバイルコミュニケーションズの中国および台湾の顧客約400件分のユーザー名とメールアドレスが流出した可能性があると認めた。クレジットカード情報などの機密情報は含まれていないとしている。

 NullCrewは3日、テキスト共有サイト「Pastebin.com」において、ソニーモバイルの会員とみられる個人情報を掲載。同サイトでは「ソニーのセキュリティには大変失望した。これは我々の管理下にあるソニーの8台のサーバーのうちの1台に過ぎない」という犯行声明を出していた。

 この件についてソニーは、NullCrewが犯行声明を出した3日に調査を開始したと説明。Pastebin.comで公開されていたのはソニーモバイルの中国および台湾の顧客の情報で、これらは同社が第三者に委託しているサーバーが管理しているものだと認めた。ただし、サーバーが攻撃を受けたかどうかについては「調査中」としている。


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(増田 覚)

2012/9/7 15:22