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楽天とイー・アクセス、新会社を設立しLTEサービス「楽天スーパーWiFi」開始


 楽天株式会社とイー・アクセス株式会社は19日、共同で新会社「楽天イー・モバイル株式会社」を設立し、LTE対応のモバイルデータ通信サービス「楽天スーパーWiFi」を開始すると発表した。サービス開始は10月1日で、加入申し込み受付を19日に開始した。

 「楽天スーパーWiFi」は、イー・アクセスのLTE回線を利用したMVNOによるモバイルデータ通信サービス。端末はモバイルWi-Fiルーターの「Pocket WiFi LTE(GL04P)」で、通信速度は上り最大75Mbps、下り最大25Mbps。料金プランは、端末代金が0円、月額料金が3880円(2年間の継続利用が条件)。

LTEサービス「楽天スーパーWiFi」を開始 通信料金は月額3880円

 月額料金はイー・アクセスのサービスと同額だが、楽天スーパーWiFiでは契約期間中に、楽天市場での買い物に付与される「楽天スーパーポイント」が常に3倍となる特典が付く。さらに契約時には、楽天の電子書籍端末「kobo Touch」または楽天スーパーポイント5000ポイントをプレゼントする。また、楽天会員であれば、楽天のIDとパスワードを入力することで最短1分で申し込みが完了する専用の申し込みページを設置する。

楽天スーパーポイント3倍、kobo Touch無償提供などの特典が付く 楽天会員であれば最短1分で申し込み完了

 新会社の楽天イー・モバイルには、楽天が51%、イー・アクセスが49%を出資する。出資総額は5億円。代表取締役社長には楽天常務執行役員兼CMOの中島謙一郎氏が就任する。

 楽天代表取締役社長兼会長の三木谷浩史氏は、「楽天市場でもスマートフォンなどモバイルからの売上比率が高まっており、通信の高速化やマルチデバイスへの対応の必要性を感じていた。新会社では、楽天のマーケティングとイー・アクセスの技術力を活かし、サービスを多くのユーザーに使っていただけるよう広めていきたい」と語った。

楽天の三木谷社長とイー・アクセスの千本会長

 単なるMVNOではなく共同で新会社を設立した目的については、三木谷氏が「本気で大きなサービスにしていこうという意思を具現化したもので、この形が最善だという判断」と説明。イー・アクセス代表取締役会長の千本倖生氏も、「既存のMVNOでやってもよかったが、インターネットビジネス最大手の楽天とやるのだから、お互いの技術力、ノウハウを共有しながら、単なるMVNOでは生み出せなかったサービスができないかと期待している」と語った。

 三木谷氏は、新会社で音声サービスも展開するかどうかについては「現在のところ計画していない」と説明。また、先日海外での展開を発表した「Kobo Arc」のようなタブレット端末と通信サービスを組み合わせて提供していくことについては、「今回、特典としてkobo Touchを提供するように、将来的にはそうしたことも視野に入れている」と語った。


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(三柳 英樹)

2012/9/19 17:56