オウンドメディア登録者の86%が運営企業に“好印象”、IMJ調べ


「オウンドメディアによるエンゲージメント向上に関する調査」のインフォグラフィック

 株式会社アイ・エム・ジェイ(IMJ)は16日、自社サイトやブランドサイトなど企業が所有する「オウンドメディア」に関する調査結果を公表した。調査は8月31日・9月1日にネット経由で実施し、オウンドメディアに会員登録している927人から有効回答を集めた。

 調査では、オウンドメディアに登録する前後において、「認知・想起率の向上」「積極的な行動変化」「イメージアップ」の各項目に当てはまった程度を10段階評価で回答してもらい、その差分からオウンドメディアによる影響を分析した。

 それによれば、登録前後でいずれかの項目の点数が伸びていたのは全体の86%で、大半のユーザーがポジティブな影響を受けていることがわかった。項目別では「認知・想起率の向上」(73%)、「積極的な行動変化」(68%)、「イメージアップ」(60%)といずれも高かった。

 また、オウンドメディアアクセス後に「購入・利用したいと思うことが増えた」は64%、「サイトで見た商品を購入・利用することが多い」は55%、「同じブランド/メーカーの商品を購入したり、サービスを利用したりするようになった」は57%となっており、IMJは「オウンドメディアが購入頻度の向上やクロスセルに貢献している」と分析している。

 オウンドメディアに自分の意見を「投稿したことがある」という人は20%。そのうち、返信があったユーザーは50%だった。返信があったユーザーの7割は、「ブランド/企業の印象が良くなった」「ブランド/企業を身近に感じられるようになった」「返信があった/反映されたことを人に話した」と回答。このことからIMJは、「ブランドや企業とのコミュニケーションがエンゲージメント形成につながっている」と推察している。


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(増田 覚)

2012/10/16 18:31