YouTubeが検索表示システムを変更、クリック数よりも再生時間重視


 グーグル株式会社は17日、同社が運営する動画共有サイト「YouTube」の検索結果表示システムを変更したことを明らかにした。動画の再生回数ではなく再生時間を重視したことで、視聴者に長く見続けられている動画が検索結果に表示されやすくなった。

 YouTubeはすでに、関連動画やおすすめ動画を表示するシステムでは、動画の再生時間を重視する設計を導入。視聴者が動画を再生してすぐに見るのをやめてしまう動画よりも、実際に長く見続ける動画が、関連動画やおすすめ動画として表示されるようにしていた。

 従来のシステムは、動画の再生回数を増やすことで動画が見つかりやすくなるような設計だった。このため、「実際に楽しめる動画よりも、ついクリックしたくなるような動画に有利な仕組み」(グーグル)だった。

 今回の検索結果表示システムの変更についてグーグルでは、視聴者が見たい動画が検索で表示されやすくなり、YouTube上で視聴者に動画をより長い時間見てもらえるようになることを期待しているという。


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(増田 覚)

2012/10/17 13:36