日立とBS-TBS、声でつながる音声SNS「talkfield」実用化に向け協業


 株式会社日立製作所と株式会社BS-TBSは6日、音声SNS「talkfield」の実用化に向けて業務提携を締結した。2013年1月10日までの約2カ月間、スマートフォン利用者向けに「talkfield」のトライアルサービスを提供し、音声SNSを用いた新サービスを検証する。

 talkfieldは、スマートフォン専用アプリを通じて投稿した音声メッセージをユーザーが共有できるSNS。「15秒にあふれる想いを込めて、声で伝えるSNS」をコンセプトに日立が開発した。

 機能面では、気の合う仲間で作る「コミュニティ」、大切な人と語り合う「プライベート」、みんなに伝える「パブリック」の3つのグループを提供。ユーザーはこれらを使い分けることができる。

 日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」を提供拠点とするSaaS型のサービスであるため、メディアや社会インフラ関連などの企業や公共分野といった幅広いユーザーのニーズに合わせて柔軟なシステム構成やサービス内容での提供が可能という。

 今回のトライアルに先行して、10月1日から両社の社員を対象としたトライアルを実施。11月6日からは、既存の参加者からの招待を受けた友達が参加可能な機能を追加した。利用するにはApp StoreからiOSアプリをダウンロードする必要がある。

 トライアルでは、芸能プロダクションのアップフロントエージェンシーが協力。タレントの矢口真里さんのファンクラブにおいて、ファンとの交流を図る取り組みとしてtalkfieldを活用する。なお、矢口さんのファンクラブ会員は招待不要で利用できる。


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(増田 覚)

2012/11/7 06:00