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米Microsoft、「Surface Pro」販売国拡大を発表~しかし日本はまだ含まれず

 米Microsoftは23日、同社製タブレット端末の「Surface Pro」と「Surface RT」の販売国拡大計画を発表した。

 Surface Proは、現時点で米国、カナダ、中国でのみ販売されている。これに新たに24カ国を追加すると発表した。しかし、現時点でこの中に日本は含まれていない。

 また、Surface RTの販売国も新たに4カ国拡大し、販売国を合計29市場とすることも併せて発表した。

Surface Pro

 Surface Proは発売開始以来、常に供給不足の問題を抱えている。2月28日時点の発表では、「数カ月以内に」オーストラリア、中国、フランス、ドイツ、香港、ニュージーランド、英国で販売開始を予定していた。しかし実際には4月4日に中国で販売を開始して以来、その他の地域ではいまだ販売は始まっていない。

 これについてSurface担当ゼネラルマネージャーのBrian Hall氏は、公式ブログにおいて「我々の最大の課題の1つは、128GB版Surface Proの在庫を確保することでした。入手しやすくするために私たちが懸命な努力を傾けた結果、米国およびカナダのほとんどの小売パートナーとマイクロソフトストアでは、現在常時128GB版の在庫を保持しています」と説明している。

 今回の発表文では、「Surface Proは5月末までにオーストラリア、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、ニュージーランド、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国で発売します。Surface Proは6月末までに韓国、マレーシア、ロシア、シンガポール、タイで発売します」と説明している。この中に日本は含まれていない。

 Surface Proは、Surface RTに次いで発売されたMicrosoft製端末だ。RTと異なり、Pro版ではWindowsアプリケーションを動作させられることが特徴。米国での価格は64GBモデルが899ドル、128GBモデルが999ドルからとなっている。Surfaceではユーザーが利用可能なストレージ容量が少ないため、128GBモデルの人気が高いとされている。

 なお、Surface RTは日本ではすでに3月15日に発売開始されている。今回の発表では、Surface RTは4月25日からマレーシアで、5月末までにメキシコで、6月には韓国、タイで発売予定となっている。

(青木 大我 taiga@scientist.com)