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英ViberがWindows/Macデスクトップ版公開〜ユーザー数は2億人超

 無料VoIP電話サービス英Viber Mediaは7日、WindowsとMac向けデスクトップ版を無償公開した。Mac版はOS X 10.7以上に対応する。ViberはすでにiOS、Android、Blackberry、Windows Phone、Nokia、Bada向けのモバイルアプリを公開している。

 デスクトップ版はモバイルアプリとシームレスに統合され、ベータテストながらデスクトップ版同士のビデオ通話機能も備える。

 今回の発表に合わせ、Viberはサービス利用者が合計2億人に達したことも報告。デスクトップ版公開により、ViberはSkypeの有力な競合相手になり得る存在として注目されそうだ。

 今日発表された「Viber for Windows」と「Viber for Mac」は、いずれもモバイルアプリとの間で連絡先、メッセージ、通話履歴を同期できる。モバイルアプリで開始した通話をデスクトップアプリで継続するといった使い方も可能だ。

 Viberアプリで削除したメッセージや通話履歴は、他の端末でも自動的に削除され、どの端末でも同じ環境で利用を継続できる。また、デスクトップ版でも、モバイルアプリと同様のアカウント認証方法を採用。携帯電話番号をアカウントとして使用する認証方法で、非常に簡単なことが人気となっている。

 デスクトップ版では、Viberのアプリケーションとして初めてビデオ通話機能を搭載した。ビデオ通話機能は現在ベータ機能としての公開だが、デスクトップ版同士でビデオ通話が行える。

 デスクトップ版を開発した理由について、ViberのCEOであるTalmon Marco氏は、「人々はスマートフォンでかなりの時間を費やしています。しかし、その利用の多くは、近くにラップトップやデスクトップが置いてある自宅やオフィスで行われます。Viber Desktopを使用すると、常に最も手近にあるデバイスを使用できます。メッセージングの間にもシームレスにデバイスをスイッチでき、モバイルとデスクトップの間で通話を切り替えることすらできます」とコメントした。

 Viberは同時にiOSとAndroid向けにViber3.0を公開した。ViberはこれをViberプラットフォームの次期メジャーバージョンと位置付けている。デスクトップ版もこの一部だという。

 Blackberry版も新バージョンが公開され、Viber Desktopとの音声通話の互換性を追加した。

 Android版とiOS版では共通の新機能として、動画メッセージ、新しい音声エンジン、オンラインステータス、写真機能の改良、などの機能追加が行われた。またAndroid版では、新しくデザインされた「Holo」インターフェイスに切り替えられ、Android特有の最適化も行われているとしている。

 ViberのiOSとAndroid版はいずれも日本語に対応している。言語では今回新たに8カ国語に対応、プラットフォームとして合計27言語をサポートした。

(青木 大我 taiga@scientist.com)