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ネットバンキングウイルスによる不正送金が多発、総務省が注意喚起を要請

 総務省は8日、ユーザーに対して基本的なウイルス対策を講じることを周知するよう、電気通信事業者団体に対して協力を要請したと発表した。PCへのウイルス感染が原因で、ネットバンキングのID・パスワードが第三者に不正に取得され、他人の銀行口座へ不正送金される事案が多発しているという。

 要請の内容としては、ウイルス対策ソフトを利用するとともに更新を怠らないこと、不審なホームページやメールは開かないこと、制作者が不確かなソフトウェアは利用しないこと、OSやソフトウェアを最新の状態にすること――といった、インターネット利用において最低限実施すべきことのほか、パーソナルファイアウォールの利用も有効であることを示している。

(永沢 茂)