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「検索で最もリスクの高い有名人」1位はリリー・コリンズ、マカフィー調査

リリー・コリンズ Getty Images/David Livingston

 マカフィー株式会社は18日、検索結果のページが悪意のあるサイトである割合が高い有名人のランキング「インターネット検索で最もリスクの高い有名人2013」を発表した。

 マカフィーでは、ハリウッドの俳優やミュージシャン、コメディアン、パーソナリティなどについて、ウェブ上でリスクの高い有名人のランキングを7年にわたって発表している。

 2013年版のランキングでは、「The Mortal Instruments: City of Bone」や「白雪姫と鏡の女王」に出演した女優のリリー・コリンズが1位となった。2位はアヴリル・ラヴィーン、3位はサンドラ・ブロック。上位10人中9人は女性で、上位20人中9人がミュージシャンとなっている。

 マカフィーでは、サイバー犯罪者は最新のカルチャートレンド、授賞式、新作映画、テレビ番組を利用して、より多くの情報を求めている消費者をターゲットにしていると警告。今年は、検索用語に「free app download(無料アプリダウンロード)」や「nude pictures(ヌード写真)」と入力して有名人の名前を検索すると、最もリスクが高いと評価されるサイトに接続されることが多く、1位のリリー・コリンズではこうしたキーワードとともに検索すると、14.5%以上の確率でスパイウェアやアドウェア、スパム、フィッシング詐欺、ウイルスなどが存在すると評価されるサイトにたどり着くという。

 マカフィーでは安全を保つためのアドバイスとして、閲覧には別途ダウンロードが必要だとするコンテンツには注意が必要で、公式なコンテンツプロバイダーからのダウンロードを推奨するとしている。このほか、動画やファイルを検索してダウンロードする場合にはマルウェアに注意することや、電話やモバイル機器は必ずパスワードで保護すること、リスクの高いサイトやリンクを表示前に通知するマカフィーの「サイトアドバイザー」のようなツールを使用することなどをアドバイスとして挙げている。

【2013年調査 ランキング上位10名】
順位有名人割合
1リリー・コリンズ14.5%
2アヴリル・ラヴィーン12.7%
3サンドラ・ブロック10.8%
4キャシー・グリフィン10.6%
5ゾーイ・サルダナ10.5%
6ケイティ・ペリー10.4%
7ブリトニー・スピアーズ10.1%
8ジョン・ハム10.0%
9アドリアナ・リマ9.9%
10エマ・ロバーツ9.8%

(三柳 英樹)