ニュース

老後、子供との連絡に「LINE」使いたい40・50代が19.9%、「Skype」は17.3%

 「介護の日」である11月11日(「いい日、いい日」の語呂合わせ)、メディケア生命保険株式会社が「家族の絆と老後の生活に関する意識調査」の結果を発表した。ネットエイジア株式会社が自社モバイルリサーチモニター会員の中から、親・配偶者・子供のいる40~59歳の男女1000人を抽出し、10月18~22日にアンケートしたもの。

 現在、自分・配偶者の親と同居していない789人に対して、離れて暮らす親の状況を確認するために使いたいと思う通信・インターネット関連サービス(複数回答)について聞いた設問では、「ケータイ・スマホの通話機能」が63.2%、次いで「固定電話の通話機能」が57.5%と、他を大きく上回った。

 以下は、「ケータイ・スマホの写メール機能」が16.6%、「ケータイ・スマホのテレビ電話機能」が16.0%、「Skype(無料通話・テレビ電話機能)」が10.0%、「LINE(メッセージ・無料通話)」が7.9%、「固定電話のFAX機能」が6.2%、「Facebook(メッセージ)」が0.9%、「Twitter(メッセージ)」が0.8%。

 「親との連絡では、親の手を煩わせることが少ない、より簡単な方法が好まれるのかもしれない」としている。

離れて暮らす親の状況を確認するために使いたいと思う通信・インターネット関連サービス(メディケア生命調べ)

 一方、自分の老後、離れて暮らす子供に状況を知らせるために使いたいと思う通信・インターネット関連サービス(複数回答)について1000人全員に対して聞いた設問では、「ケータイ・スマホの通話機能」が71.1%、「固定電話の通話機能」が40.6%、「ケータイ・スマホの写メール機能」が29.1%、「ケータイ・スマホのテレビ電話機能」が23.2%、「LINE(メッセージ・無料通話)」が19.9%、「Skype(無料通話・テレビ電話機能)」が17.3%、「固定電話のFAX機能」が6.4%、「Facebook(メッセージ)」が3.2%、「Twitter(メッセージ)」が2.6%という順。

 通話機能が上位なのは同じだが、LINEやSkypeについては、親の状況確認に使いたいものを聞いた設問よりも回答比率が高くなっている。「近い将来。SNSでスタンプを送るシニアも多くなるかもしれない」としている。

離れて暮らす子供に状況を知らせるために使いたいと思う通信・インターネット関連サービス(メディケア生命調べ)

 なお、11月11日が「介護の日」であることを知っていたのは4.9%だった。一方、11月22日の「いい夫婦の日」は86.9%。

(永沢 茂)