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東京に関するサイトなら「.tokyo」で、お名前.comがドメイン名切り替え支援

 GMOインターネット株式会社は、ドメイン名登録サービス「お名前.com」において、新gTLD「.tokyo」の先行登録受付を開始した。商標権者向けの優先登録(サンライズ)のほか、一般からの先行登録についても並行して受付を開始している。

 「.tokyo」は、GMOグループでレジストリ事業を手がけるGMOドメインレジストリ株式会社がICANNに対して新設を申請していた新gTLD。今年1月末にルートゾーンに追加され、4月7日よりドメイン名登録サービスなどの運用業務が開始された。「東京」を表すgTLDだが、国内・海外、個人・法人を問わずドメイン名を登録して利用できる。

 お名前.comでは、4月7日から6月6日19時まで、商標権者からの先行登録を受け付ける。商標登録している文字列(社名、サービス名、ブランド名など)を含んだドメイン名を申請可能だ。料金は、申請料が1万4400円(価格はすべて税別)、登録料が1万6000円。また、2年目以降の更新料が年間1280円。なお、申請するには、優先の根拠となる商標権の整合性を確認するため、ICANNが用意している商標権者保護プログラム「TMCH(Trademark Clearinghouse)」への同時登録(1万9000円)が必要。

 新しいTLDが提供開始される際、通常はサンライズが終わってから一般からの同時登録(ランドラッシュ)期間がスタートするが、お名前.comでは、ランドラッシュで受け付ける一般からの申請も、商標権者と並行して4月7日から先行して受け付けるかたちだ。期間は7月18日19時まで。料金は、申請料が5000円、登録料が5000円。また、2年目以降の更新料は年間1280円。

 これらの先行登録期間にそれぞれ同じ文字列のドメイン名の登録申請があった場合は、オークションによって取得者が決まる仕組み。また、商標権者と一般では、商標権者が優先される。

 その後、先願制(早い者勝ち)による登録受付が7月22日にスタート予定(料金は未定)。

 お名前.comでは、「.tokyo」の先行登録受付開始を記念して「Webサイト切替サポートキャンペーン」を実施する。これは、東京都に関連するウェブサイトの運営者が、お名前.comで「.tokyo」の先行登録を申し込んで場合、ウェブサイトを「.tokyo」ドメインに切り替える作業を無料でサポートするというもの(先行登録費用は除く)。期間は4月30日19時まで。

 「.tokyo」の応援団にAKB48が就任しており、お名前.comでは今夏より、同グループを起用した「.tokyo」のテレビCMを放映する予定。

(永沢 茂)