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NTT、フレッツ光の「サービス卸」を発表、ドコモのセット割提供も可能に

 日本電信電話株式会社(NTT)は13日、NTT東西が「フレッツ光」として提供している光アクセスサービスを他社に卸売りする「光コラボレーションモデル」を提供すると発表した。2014年第2四半期(7〜9月)に、NTT東西が提供条件などの概要を提示。2014年第3四半期以降(10月〜)に提供開始予定としている。

 NTT東西が提供している「フレッツ光」を、他の事業者がサービス卸として提供を受け、自社サービスなどと組み合わせてエンドユーザーにサービスを提供できるようにするもの。アクセス回線や中継回線などをNTT東西から借りて提供する従来のサービスと比べて、事業者は自前で設備を持つ必要がないため、幅広い事業者が参入できるとしている。

光コラボレーションモデルの概要

 また、例えばNTTドコモがこのサービスを利用することで、光回線とモバイル回線を組み合わせたサービスの提供が可能になるとしており、その他の通信事業者も含めた幅広い事業者に公平にサービスを提供していくと説明。光アクセスの本格的なサービス卸は世界初であり、現行の法制度下で提供可能だとしている。

 NTTでは、NTT東西は世界最高水準の光インフラを構築しているが、一方で光サービス加入者数の伸びは鈍化しており、固定・移動通信の融合サービスも未成熟だと説明。同日発表した2014年3月期のフレッツ光の契約数は1805万件、対前年比では75万件増にとどまっており、増加ペースが鈍化している。NTTではこうした状況を踏まえ、NTT東西が他社に光アクセスのサービス卸を行うことで、幅広い分野の多様なプレイヤーが光アクセス市場に参入可能となることで、市場を活性化するとしている。

光コラボレーションモデルの活用イメージ

 光コラボレーションモデルのメリットとしては、サービス提供側には固定と無線を意識しない通信環境により、多様な産業のリアルビジネスと通信を融合させた新サービスが実現可能できると説明。ユーザー側にとっては、多様な事業者が提供するサービスが選択可能になるとしている。

 事業者へのサービス提供価格や、どのくらいの規模からサービスを提供するのかといった点については、事業者の要望なども踏まえてNTT東西が今後検討していくとしており、NTT東西では事業者向けの事前問い合わせ窓口を設置した。

(三柳 英樹)