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スマホの自動バックアップを「利用していない」71.7%、3割は「バックアップをしていない」との調査結果~Global Gateway発表
「dinomoWiFi」利用者向けにバックアップサービス無料提供開始
2025年7月22日 07:50
格安SIM/モバイルWi-Fiサービス「dinomoWiFi」やバックアップサービス「HOZON」を提供するGlobal Gateway株式会社は7月17日、「スマートフォンのバックアップに関する意識調査」の結果を発表した。
同調査は2025年7月14日〜15日に、20歳〜50歳のスマートフォン利用者1074人を対象に、ウェブアンケート形式で実施された。なお、調査結果を受け、同社では「dinomoWiFi」契約者を対象に、クラウドバックアップ「HOZON」の無料提供を開始する。
回答者の約7割はスマートフォンの自動バックアップを利用していない
スマートフォンのバックアップや保存の対策についてたずねた質問では、「自動でバックアップしている」が28.3%、「定期的に自分でバックアップしている」が20.6%、「たまにバックアップしている」が20.9%、「よくわからないのでしていない」が15.9%、「不要なのでまったくしていない」が14.3%という結果となった。全体の71.7%が「自動でバックアップしていない」という結果とともに、そのうちの約3割が「そもそもバックアップしていない」という事実が明らかになった。
回答者の半数以上がバックアップを面倒だと感じていた
バックアップを面倒だと感じたことがあるかたずねた質問では、「いつも面倒に感じている」「時々面倒に感じることがある」と回答した人の合計が72.1%という結果となった。SNS投稿や写真撮影の頻度は高いのに、日々の忙しさからバックアップを後回しにしてしまう現状があると、同社では分析している。
過去にバックアップをしていなかったために後悔する事例は多い
過去にバックアップをしておらず、データを失って後悔したことはあるかたずねた質問では、「はい、何度かある」「1度だけある」と回答した人の合計が46.5%、「聞いたことはあるが自分はない」が21.7%という結果となった。回答者全体の68.2%がバックアップをしておらず後悔を経験している、もしくは事例を聞いたことがある、という結果となった。
若年層を中心に幅広い世代で容量不足を経験している
スマートフォンの写真・動画を容量不足で削除した経験があるかをたずねた質問では、「よくある」「ときどきある」と回答した人の合計が62.5%という結果となった。年代別に見ると、「よくある」「ときどきある」と回答した人の割合は20代で76.9%と最も高く、若年層のストレージ不足が深刻であることが読み取れるとしている。
今後、保存容量は増えると予想した人は約半数
今後の写真・動画の保存容量はどのくらい増えると思うかたずねた質問では、「3倍以上になると思う」が8.0%、「2倍程度になると思う」が18.6%、「1.5倍程度になると思う」が23.0%という結果となった。回答者の49.6%が「1.5倍以上になる」と予想しており、同社では、生成AIや高画質化の影響もあり、サイズは右肩上がりだと述べている。
データ保存にはお金をかけたくない傾向が明らかに
データ保存に月額いくらまでなら払ってもいいと思うかたずねた質問では、「無料じゃないと使いたくない」が53.3%と約半数を占める結果となった。「1000円以上支払いしてもいい」と回答したのは0.9%であり、便利にしたいがお金は払いたくないという考えを持っている人が多い傾向にあること、同社では述べている。
自動で無制限に保存できるなら使ってみたいと思う人は回答者の約8割
自動で無制限に保存できるなら使ってみたいと思うかたずねた質問では、「ぜひ使ってみたい」が34.8%、「条件によっては使ってみたい」が45.2%と回答者の約8割が「使いたい」と思っている結果となった。2問目の結果でも見受けられるように、バックアップの面倒さが壁になっているとしている。