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スマホやゲームから10代の子供たちを引き離すサマーキャンプ、料金は週約29万円

 米国の10代の子供たちをスマホやゲームから引き離すことを目的としたデジタルデトックスキャンプについてのレポートを、海外メディアが紹介している。

 これはいわゆるサマーキャンプの一種で、スマホやゲームにどっぷりとハマった10代の子供たちからそれらを引き離し、昔ながらの社会的な交流を強いるというもの。到着するなりスマホ類は没収され、6時半に起床して22時には消灯する生活を送るという。参加者の内訳は13~17歳の男子が70%、女子が30%で、主催者によると「男子のほとんどはゲーマー、女子のほとんどはソーシャルメディア中毒で、インフルエンサー志望者」とのこと。テクノロジー企業が彼らの時間とお金を狙っていることを知るために、金融リテラシーの授業も行っているという。レポートでは、没収されることを見越してあらかじめ3台のスマホを持参した子供や、脱走してハンガーストライキを行い病院送りになった子供など、参加者が引き起こしたエピソードが紹介されている。日本で行われれば何かと物議を醸しそうだが、週約2000ドル(約29万円)という高額のプログラムながら、きちんと事業としては成立しているようだ。