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米Microsoft、Internet Explorer初のDeveloper Channelをリリース

〜次期IE機能を開発者向けに公開

 米Microsoftは16日、開発者向けに「Internet Explorer Developer Channel」をリリースした。Windows 7 SP1/Windows 8.1 Updateに対応。Internet Explorer 11と独立してインストール、アンインストール可能だ。

 Developer Channelは、次期Internet Explorer機能の一部を開発者向けに事前公開することを目的としている。

 Microsoftは5月27日にInternet Explorer開発者チームとWeb開発者コミュニティとの間で心を開いて対話できる環境が必要だとの意向を表明していたばかりだ。

 ブラウザーを開発しているベンダーで米Apple以外の、米Google、米Mozilla、Operaは既に開発者向けリリースチャンネルを設けている。

 詳細なインストール要件として、Windows 7 SP1では、事前に「Internet Explorer 11」、「Microsoft .NET Framework 4.0(フルバージョン)」「Power Shell 3(Windows Management Framework 3.0に含まれる)」が必要となる。なお、Windows 8.1 Updateでは他のインストール要件はない。

 今回Microsoftが公開したDeveloper Channelには、WebDriver、Gamepad、WebGL、F12開発ツールの改良が含まれている。

 WebDriverは新しいW3C標準規格で、迅速かつ効率的なテスト自動化を行うことが可能になる。また、Gamepadもまた新しいW3C標準規格で、このAPIによりウェブアプリケーションやゲームにゲームパッドサポートをJavaScriptで追加できるようになる。

 WebGLのサポートが改良され、 Khronosテストスイートで4%(93%から97%に)の性能向上、などを実現したほか、F12開発者ツールでは、コンソール、デバッガ、DOMエクスプローラ、シェル、UI応答性、メモリツールが改良された。

 Developer Channelは、Internet Explorer 11と独立して動作させるために、MicrosoftのApp-Vクライアント仮想化技術を使用する。この仮想化技術ゆえに多少の速度低下が発生することから、サイトパフォーマンス測定にはこのリリースを使用しないよう推奨されている。仮想化技術については、今後のDeveloper Channelリリースでも採用するかどうかについては態度を保留している。

 MicrosoftではDeveloper Channel公開に当たり、開発者からのフィードバックを求めている。フィードバックはTwitterの@IEDevChatまたはMicrosoft Connectを通じて行える。

 なお、今日のDeveloper Channelで公開された機能は今回初めて明かされたものではなく、Web標準規格対応ロードマップを記載している「Status.Modern.IE」ポータルに記載されていた。

(青木 大我 taiga@scientist.com)