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Gmail、英数字以外の国際化メールアドレスへの対応を開始
(2014/8/6 17:27)
Googleは5日、Gmailにおいて「武@メール.グーグル」といった英数字以外の国際化メールアドレスへの対応を開始したと発表した。
「.グーグル」のような国際化ドメイン名については既に運用も行われているが、ユーザー名も含むメールアドレスの国際化については、メールサーバーやメールクライアント、周辺プロトコルなどの対応が必要になるため、対応が進んでいない。
一方で、国際化メールアドレスの標準化については、IETFのワーキンググループで進められた作業により、2012年に基本部分の標準化が完了。2013年にはIMAPやPOP3などの拡張に関する標準化も完了している。
Googleでは、「標準が現実に利用できるようになるためには、すべてのメールプロバイダーやウェブサイトなどが、国際化メールアドレスを正しいメールアドレスとして認識しなければならず、困難ではあるが、誰かが一歩を踏み出さなければならない」として、対応を開始すると説明。まずGmailで国際化メールアドレスへの対応を行い、近日中にGoogleカレンダーでも対応するとしている。
ただし、Gmailのアカウントとして英数字以外が利用できるというわけではなく、現状では国際化メールアドレスに対してGmailからメールを送信したり、あるいは国際化メールアドレスからのメールをGmailで受信できるという対応になる。Googleでは、今回の対応は第一歩であり、将来的には国際化アカウントの発行にも対応したいとしている。