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iPhone 6発売に便乗、スマホケースの偽販売サイトが増加、カード被害も

 詐欺サイトを検知するサービス「Internet SagiWall」で検知・収集したデータに基づく9月度のレポートを、BBソフトサービス株式会社が15日に発表した。

 総検知数は73万3700件で、前月比2.1%の増加。iPhone 6の発売直前に、高級ブランドのスマートフォンケース販売を装った多数の偽サイトが新たに検知された。

 高級ブランドのスマートフォンアクセサリーの偽販売サイトは以前から存在していたというが、新機種に対応したアクセサリーの需要が拡大する時期に合わせて犯罪者がわなを仕掛けてきたものとみられ、iPhone 6の発売に便乗した偽販売サイトの増加は今後もしばらく続くと予想している。

iPhone 6用ケースの販売を装う詐欺サイト(BBソフトサービスのプレスリリースより)

 BBソフトサービスによると、このような偽販売サイトでは、廉価販売によって客を集め、違法なコピー品や粗悪な商品を販売していたり、商品は送られて来ないで代金だけ搾取されるといった被害が報告されているという。

 さらに最近では、偽サイトで入手したクレジットカード情報を使って犯罪者が物品を購入・転売して現金を得たり、クレジットカード情報そのものをブラックマーケットで売買するといった手口も確認されており、二次的な被害に発展する可能性もあるとしている。

(永沢 茂)