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ブロードバンド契約数、固定・モバイル合計で1億件突破

 株式会社MM総研は26日、ブロードバンド回線加入者件数調査の結果を発表した。2014年9月末時点の光ファイバー回線サービス(FTTH)総加入件数は2609万件。LTEやWiMAXなどモバイル系も含むブロードバンド加入者数は全体で1億214万件だった。また、NTT東日本が通信速度1Gbpsサービスを新規開始したものの、事業者別シェアをわずかに落としていることなどが分かった。

FTTH事業者の契約数シェア

 調査は、MM総研が取材などを元に推定した数値をまとめたもの。発表によると、2014年度上期(3〜9月)のFTTH純増数は71.3万件で、これは前年同期(2013年3〜9月)の75.7万件と比べて減少した。

 2014年9月末の事業者別FTTHシェアでは、NTT東日本が39.7%(契約数1034.7万件)で、4割をわずかながら下回った。同社では、7月1日から最大通信速度1Gbpsの新サービス「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」および「フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ」を開始したが、2014年度上期純増数は16.0万件。これは、前年同期の23.5万件を下回る数値だった。

 NTT西日本は長期利用割引施策を継続的に展開。上期純増数は24.5万件で、前年同期の13.7万件を大幅に上回った。また、シェアは31.1%(契約数810.8万件)だった。

 ISP(プロバイダー)事業者別のFTTH契約数シェアは、OCNが首位で24.0%。以下、Yahoo! BBの10.1%、BIGLOBEの8.8%、So-netの8.0%と続いた。

 ブロードバンド市場を巡っては、NTTがFTTH回線を他社に卸売りする「光コラボレーションモデル」の開始が1つのトピックとなっている。携帯電話事業者であるNTTドコモは同モデルを活用したセット割引の導入をすでに表明しているほか、ISP各社も独自ブランドでのFTTH提供を目指しているという。この結果、FTTH回線と低価格SIMを一体提供するサービスが増えるとMM総研では予測している。

 MM総研では、2015年3月末のFTTH回線の総加入件数を2679万件と予測。2019年3月末までの5年間は年平均3.8%での成長を見込んでいる。

 なお、2014年9月末時点でのブロードバンド契約者数は1億214万件で、初めて1億件を超えた。MM総研の調査では、LTEやWiMAX、AXGPについても「モバイル系ブロードバンド」として集計対象にしており、その構成比は65.3%。残る34.7%がFTTHやADSLなどの「固定系」となっている。

ブロードバンド回線別契約数の推移・予測

(森田 秀一)