国内ブロードバンド加入件数は3379万件、ADSLが2割を切る~MM総研調査


 株式会社MM総研は29日、2012年3月末時点でのブロードバンド回線事業者の加入件数について調査結果を公表した。

 ブロードバンド回線(FTTH、ADSL、CATV)の契約者数合計は、2012年3月末時点で3379万件で、前年同期から69万件増加。回線種別比率では、FTTHが65.9%、ADSLが19.8%、CATVが14.3%で、初めてADSLが2割を切った。

 FTTHの加入件数は2226万3000件で、前年同期より198万3000件増加。一方、ADSLの加入件数は669万件で、前年同期より152万5000件減少した。

 FTTHの内訳は、NTT東西合計が1656万4000件(シェア74.4%)、KDDIグループが226万8000件(同10.2%)、ケイ・オプティコムが129万8000件(同5.8%)。KDDIグループは初めてシェア10%を超えた。

 MM総研では、FTTHは今後、2013年3月末に2418万件、2014年3月末に2590万件、17年3月末に3001万件に達し、ブロードバンドに占める割合が約8割になると予想している。


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(三柳 英樹)

2012/5/29 17:04