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LINEの森川亮社長が2015年3月に退任、後任は元ライブドア社長の出澤剛氏
(2014/12/22 19:34)
LINE株式会社は22日、代表取締役社長CEOの森川亮氏が2015年3月に退任し、後任に代表取締役最高執行責任者COOの出澤剛氏が就任することが、同日開催の取締役会で内定したと発表した。2015年3月下旬に開催する株主総会と取締役会で正式に決定する。
森川氏は、2007年にNHN Japan株式会社とネイバージャパン株式会社の代表取締役社長に就任。オンラインゲームや検索事業などのサービスを手掛け、2011年6月には無料通話・メッセージアプリ「LINE」を開始した。2012年1月には、NHN Japan、ネイバージャパンと、2010年に買収した株式会社ライブドアとの3社による経営統合を実施。2013年3月にゲーム事業を分社化し、商号をLINE株式会社に変更した。
2014年4月には、経営・事業展開のスピード化をさらに加速させるためとして、経営と事業統括に分担する代表取締役2名体制とし、森川氏はCEOとして経営および対外的なコミュニケーションを中心に担当。出澤氏がCOOとしてLINEなど事業全般を指揮してきた。
森川氏の社長退任については、本人から「任期満了に伴う退任の意向を受け」たとしており、LINEでは引き続き事業成長とイノベーションの強化、グローバルでの飛躍においてさらに次のステージへ成長発展していくため、出澤氏をトップとする新たな経営体制に移行するとしている。退任後、森川氏は顧問として出澤氏をサポートしていくという。
出澤氏は、2001年にライブドアの前身である株式会社オン・ザ・エッヂに入社し、2003年に副社長に就任。「ライブドア事件」後の2007年4月にライブドアの代表取締役社長に就任し、経営再建を手掛けた。