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Google Play ストア、アプリ説明に「ユーザーの声」記載を禁止

ガイドラインを改訂

アプリ説明での「ユーザーの声」記載禁止を示したガイドラインの該当箇所

 米Googleは23日、Google Play ストアのガイドラインにおいて、新たな禁止事項として、アプリ説明に「ユーザーの声」を記載することを追加した。これはキーワードスパムと見なされることになる。

 一般にガイドラインに違反するアプリは、Google Play ストアから削除される可能性がある。

 追加された禁止事項は、ガイドラインの「キーワードスパム」項目の下に記されてており、「アプリの説明にユーザーの声を含めないでください。それらは疑わしくなる傾向があり、ここに概説されたポリシーに違反して人気検索用語と競合他社アプリへの参照を含めるために頻繁に利用されています。ユーザーがPlayのコメントレビューシステムを利用して自分自身で話すようにさせて下さい」と理由を説明している。

 ガイドライン改訂の背景には、一部のアプリ開発者がGoogle Play ストアの検索で上位に表示されるようにするために、キーワードスパムの代替方法として「ユーザーの声」を悪用していることが影響しているようだ。

 Google Play ストアのユーザーにとって、掲載されている「ユーザーの声」が本物であるかを確認する簡単な方法はない上に、内容が真実であるかどうかを確認することはそもそもできないため、本質的な影響はないものと考えられる。

 なお、スクリーンショットに「ユーザーの声」を含める手法も散見されるが、ガイドラインではこれについては触れていない。

 また、改訂されたガイドラインは英語版に新たな記載があるが、その記述は現時点では日本語版には表示されていない。

(青木 大我 taiga@scientist.com)