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クラウド型会計・確定申告ソフト「MFクラウド」、電子証明書ログインが必要な法人銀行口座に対応

 株式会社マネーフォワードは17日、中小企業・個人事業主向けクラウド型会計ソフト「MFクラウド会計・確定申告」において、ログインに電子証明書を用いる法人向けインターネットバンキング口座からの取引明細の定期自動取得に対応したと発表した。同社によれば、会計ソフト業界初で、現在、特許出願中だという。

MFクラウド会計
MFクラウド確定申告

 マネーフォワードが開発した「MFクラウド電子証明書連携ソフト」をPCにインストールすることで、取引明細を自動取得し、MFクラウド会計・確定申告に反映できる。インターネットバンキングの法人口座で主流になっている電子証明書を用いたログイン方式のセキュリティ水準を保持したまま、安全に取引明細の自動取得を行えるとしている。同ソフトはWindows 8.1/7/Vistaに対応する。

 まずは三菱東京UFJ銀行の法人口座「BizSTATION」に対応。今後、電子証明書ログインが必要なそのほかの銀行にも対応を拡大していく予定。

 マネーフォワードは17日、クラウド型勤怠管理・交通費精算ソリューション「kincone」を提供する株式会社ソウルウェアとの業務提携についても発表。kincone上で記録された交通費精算データをダウンロードし、MFクラウド会計に取り込むことが可能になった。

 さらに今後も連携を進め、交通費データの自動連携や、マネーフォワードが春より提供開始予定のクラウド型給与計算ソフトでの勤怠情報など、経費精算業務の効率化を進める機能を提供していくとしている。

MFクラウド会計用仕訳データの出力画面(kincone)
ファイルインポート画面(MFクラウド会計)

(永沢 茂)