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「Adobe Reader」の後継ソフト「Adobe Acrobat Reader DC」提供開始、「Adobe Document Cloud」も

 アドビシステムズ株式会社は7日、同社の新しいクラウドサービス「Adobe Document Cloud」を提供開始したのに合わせ、無料のPDFビューアー「Adobe Reader」を「Adobe Acrobat Reader DC」にアップデートした。対応OSは、Windows 8/7、Windows Server 2012 R2/2012/2008 R2。Mac OS X 10.9〜10.10。スマートフォン/タブレット向けアプリは、iOS 8.0以上、Androidは端末により異なるという(Android 4.4.4で動作確認済み)。

 Adobe Acrobat Reader DCは、PDFファイルの表示、印刷、注釈の追加が行えるPDFビューアー。PCやスマートフォン/タブレット、ウェブブラウザーなどから最近閲覧したPDFファイルにアクセスできる「Mobile Link」機能を搭載しており、データは無料のクラウドストレージで共有される。また、電子フォームへの記入、e-Signの送信が可能。

 タッチパネルを考慮したUIを採用し、「PDFを書き出し」「注釈」「入力と署名」といった各ツールは、大きなアイコンで表示される。また、UIはPC版やモバイル端末用アプリで共通化し、異なるデバイス上でも同様の操作性を維持している。

「Adobe Acrobat Reader DC」でPDFファイルを表示したところ
ツール類は、機能ごとに間隔の空いた大きなアイコンで表示。タッチパネルでの使用を考慮している。また、未実装の機能については「追加」ボタンが表示され、クリックするとサブスクリプションプランへのページに飛ぶ
「Mobile Link」機能を有効にすると、別デバイスで表示していたPDFファイルをAdobe Document Cloudのストレージスペースに共有できる。
画面は、PCで閲覧していたPDFファイルをスマートフォン側で閲覧した状態

 ツール画面では、実装・未実装の各機能が一覧で表示され、未実装の機能は「追加」ボタンで購入可能。紙の書類をスキャンして編集可能なPDFファイルを作成したり、PDFファイルからWord/Excel/PowerPointへの変換など、PDFファイルの変換、署名、送信を可能にする「PDF Pack」(月額575円)や、一部単機能への加入が可能。

 また、Adobe Acrobat Reader DC上でサブスクリプションプランへの加入が可能で、PDFの作成・編集ができる「Acrobat Standard DC」が月額1380円(年間契約)、高機能版の「Acrobat Pro DC」が月額1580円(年間契約)。暗号化など一部の機能はAcrobat Standard/Pro DCのみで提供されるものもある。

ツールから機能を追加すると、サブスクリプションプランの加入ページに飛ぶ。Acrobat Standard/Pro DCのほか、PDFの加工を中心とした「PDF Pack」も用意されている

(山川 晶之)