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Amazon.co.jp、1冊99〜399円の短編電子書籍「Kindle Singles」販売開始

 Amazon.co.jpは28日、短編の電子書籍を販売する「Kindle Singles」を開始した。

 Kindle Singlesは、400字詰め原稿用紙換算で30〜150枚程度と、通常の書籍に比べて短い構成の電子書籍。価格は1冊99円〜399円。

Kindle Singles

 書籍の主なラインナップは、池井戸潤「なるへそ」(43ページ、199円)、中田永一「ファイアスターター湯川さん」(112ページ、99円)、本谷有希子「〈この街から〉」(31ページ、99円)、エリカ・ハヤサキ「コーンの流砂にのみこまれて コーンの海で溺れた青年の記録」(160ページ、299円)など。

 Amazonでは、プロの作家だけでなく、新進の作家の作品や、英語版/ドイツ語版のKindle Singlesのベストセラー作品なども対象タイトルに追加していくことで、Kindle Singlesの拡充を図ると説明。作家や出版関係者に作品の提供を呼び掛けている。また、Kindle Singlesに直接作品を提供した著者は、最大70%のロイヤルティを受け取れるとしている。

 Kindle Singlesに作品を提供した池井戸潤氏は、「『なるへそ』は、以前小説誌に書いたきり、どこにも収録されず埋もれていた短編(私にしては珍しく、パロディ)です。今回それが、Kindle Singlesによって“発掘”され、こうして発表の場を得られたのは幸運なことだと思います」とコメントしている。

(三柳 英樹)