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友人との連絡、携帯メール利用者が半数を割る……LINEの“主流化”進む東京工科大の新入生

 東京工科大学は19日、八王子キャンパスの工学系4学部(工学部、コンピュータサイエンス学部、メディア学部、応用生物学部)の新入生1269人(男子78%、女子22%)を対象に実施した、コミュニケーションツールなどの利用状況に関するアンケート調査の結果を発表した。

 スマートフォン全体の所有率は93.1%となり、前年調査より3.0ポイント増加した。特にiPhoneが58.6%で前年より8.5ポイント増加した一方で、iPhone以外のスマートフォンは37.1%で4.8ポイント減少した。男女別に見ると、女子ではiPhoneが66.8%に上る。

 SNSの利用率では、LINEが93.7%で5.0ポイント増加、Twitterが71.6%で2.8ポイント増加した一方で、Facebookは20.6%で前年の21.3%からほぼ横ばい。今年から選択肢に加えたInstagramは15.1%だったが、男子が10.4%なのに対して女子は31.4%。女子ではFacebookを上回り、LINE、Twitterに次ぐ利用率だった。

現在利用しているSNSサービス(複数回答)

 普段、友人とのメッセージのやり取りで利用している連絡方法は、LINEのメッセージが92.6%で5.4ポイント増加。一方、携帯電話・スマートフォンのメールは48.2%で、前年の71.4%から23.2ポイントの大幅減少。半数を割った。女子ではまだ56.9%で半数いるものの、男子で45.8%にまで低下している。

 最もよく利用する連絡方法(単一回答)でも、携帯電話・スマートフォンのメールは7.8%へと9.4ポイント減少したのに対し、LINEのメッセージは80.9%で11.4ポイント増加。LINEの“主流化”がさらに進んでいる傾向が見られるとしている。

普段、友人とのメッセージのやり取りで利用している連絡方法(複数回答)

 なお、一人暮らしの新入生の自宅にある電子機器としては、テレビが76%、ブルーレイ・DVDレコーダーが27%でほぼ横ばい。オーディオコンポは7%で、1割を切ったという。

(永沢 茂)