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PFU、現行ScanSnap/fiシリーズに「e-文書法」対応のスキャン機能搭載、購入済みでも適用可能

 株式会社PFUは、業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」と、個人向けイメージスキャナー「ScanSnapシリーズ」に、「e-文書法(電子帳簿保存法)」に定められた画質でスキャンできるアップデートを、6月29日より提供する。

 2015年9月30日にe-文書法の要件が改正され、領収書や契約書などの税務関係書類を電子化してデータ保存することで、原本を廃棄できるようになる。PFUでは、法令改正にあわせてアップデートを提供する。

 fiシリーズでは、「fi-60F」を除く現行モデル全機種でe-文書法対応設定ファイルを搭載する。ScanSnapシリーズでは、「iX500」のみに搭載していたe文書法対応モードを現行モデル全機種に拡大。ユーザー側で設定する必要なくスキャンできる。なお、旧モデルについては対応する予定はないという。

 また、オーバーヘッド型スキャナー「ScanSnap SV600」向けに、契約書の読み取りに最適な一体型原稿台を新規で販売する。価格は1万2000円(税別)。一体型原稿台を装着することで、オーバーヘッド型スキャナーでも、e-文書法の要件に合った画質でスキャンできる。

「ScanSnap SV600」用一体型原稿台

 PFUでは、6月12日に目黒雅叙園(東京都目黒区)で開催する「PFU IT Fair 2015」にて、e-文書法対応の取り組みとして社内実践をベースとしたデモを実施する。7月3日にはホテル阪急インターナショナル(大阪市北区)でも同様のデモを実施する。

(山川 晶之)