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Wantedly、ビジネス向けグループチャットアプリ「Syncメッセンジャー」を法人向けに無料提供

 ウォンテッドリー株式会社は15日、グループチャットアプリ「Syncメッセンジャー」を法人向けに無料で提供すると発表した。

 Syncメッセンジャーは、社内外のビジネスコミュニケーションを目的としたチャットアプリ。新たに「チーム機能」「クラウドサービス連携機能」を追加した。

 チーム機能は、部署やプロジェクトごとにグループを作成し、社内のメンバーに共有できるほか、登録されている社員一覧からメンバーを選択してグループを新規作成できる。また、これまでグループに参加する際、すでにグループに参加しているメンバーからの個別の招待が必要だったが、社員として登録したユーザーは社内に共有されたグループを自由に検索・閲覧できるようになった。さらに、会社に所属する社員のユーザーアカウントの管理は、採用支援サービス「Wantedly Admin」と共通で行える。

 クラウドサービス連携機能は、「Google Docs」「Dropbox」「Evernote」との連携に対応。従来は各サービスのデータ共有URLをチャットに投稿した場合、URLをクリックするまでファイルのタイトルや中身を確認できなかったが、本機能により、チャットメッセージに含まれる各サービスのURLが自動的に展開される。

 初期費用、月額利用料は無料だが、法人向けアカウントの登録が必要。グループ作成機能、社員アカウント機能、メッセージ履歴の保存・検索機能のいずれも無制限で利用できるとしている。

 1月の正式リリース以降、ビジネスパーソン同士のコミュニケーション用途だけでなく、Wantedly Adminを利用中のベンチャー企業や中小企業を中心に活用される事例が増えてきたという。そこで、社内コミュニケーションにより特化したチーム機能の提供を開始したとしている。

(磯谷 智仁)