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引っ越しの際に出た不用品、トップは本、モノの所有に固執しない時代に?

 引っ越しの際、7割の人が本を不用品として処分したことがあるという。リネットジャパングループ株式会社が11日、本やCD/DVD、フィギュア、ブランド品などの買取サイト「ネットオフ」で新生活シーズンに向けた買取キャンペーンを開始したのに合わせ、ネットオフの会員1127人を対象にインターネットで調査した結果を発表した。

 過去の引っ越しの際に出た不用品を選ぶ設問(複数回答)で最も多かったのは「本」の70.0%。2位「衣服」の55.6%や、3位「CD」の51.4%と比べ、飛び抜けて多かった。以下は、家電(44.5%)、家具(43.6%)、雑貨(41.0%)、DVD(39.9%)、ゲーム(33.9%)、食器(33.3%)、おもちゃ(26.5%)。なお、「なし」との回答も15.2%あった。

過去の引っ越しの際に出た不用品(複数回答)

 7割の人が本を挙げたことについて、「家の中で多くの本が眠っている様子が伺える」とリネットジャパングループでは指摘。また、「CD、DVD、ゲームといったその時々で流行が変化する商材に関しても不用品として出ていることから、検索すればいつでも出てくるインターネット時代では“モノを所有する”ことに固執しなくなってきているのかもしれない」とも。

 不用品の処分方法(複数回答)は、「捨てた」が70.9%で最多。以下、「買取に依頼した」が41.4%、「欲しい人にあげた」が30.2%、「オークションに出した」が9.9%。

不用品の処分方法(複数回答)

 「買取に依頼した」「オークションに出した」場合の平均換金額は1万2851円だったという。一方で、「処分費用が掛かってしまった」「0円だったのでもっとよく調べて利用すればよかった」という声もあり、「賢く不用品の処分を行った人と、お金がもらえないどころか、処分費用まで発生する人と、インターネットを使用した賢い処分方法の選択が、“得する人”の勝因と考えらる」としている。

(永沢 茂)