イー・アクセスとイー・モバイルの経営統合完了
イー・アクセスとイー・モバイルは、両社の経営統合を完了したと発表した。これによりイー・モバイルはイー・アクセスの完全子会社となった。
イー・アクセスは、2009年12月、イー・モバイルとの株式交換による経営統合に基本合意。当初1月にも正式契約するとされたが3月末に延期することが発表されていた。7月1日、経営統合完了が伝えられ、モバイルデータ通信サービスを中心に展開するイー・モバイルは、持分法適用関連会社からイー・アクセスの完全子会社となった。
イー・アクセスでは経営統合の目的として、イー・モバイルの財務基盤の強化や意思決定体制の一元化などを挙げている。経営統合完了を受け、株主(6月30日時点)に対しては1株あたり1800円の特別配当が実施されるほか、7月1日~10月31日にかけて、普通株式5万株総額30億円(発行済株式総数の1.4%)を上限に自己株買いなども行う。
なお、総務省では6月29日、経営統合に伴う「事業再構築計画」を認定し、固定と移動の通信ネットワークや販売チャネルの統合などを認めた。イー・アクセスとイー・モバイルではこの「産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法」認定後に、税率軽減などを希望している。
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(津田 啓夢)
2010/7/1 16:18
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