W杯日本代表関連のネット口コミ数、1位は本田選手、次いで岡田監督
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は12日、W杯南アフリカ大会で日本戦が行われた時間帯のインターネット視聴動向をまとめた。調査はグループリーグが行われた時間帯に着目し、ウェブ全体やミニブログサービス、ブログの利用動向を集計した。
ウェブ全体の利用動向を見ると、オランダ戦(日本時間19日20時30分開始)が行われた時間帯のウェブ接触者数は、試合開催日前4週間の平均と比べると少なくなっており、ネットユーザーがオランダ戦の時間帯にテレビ観戦に専念している様子がうかがえたとしている。
これに対して、決勝トーナメント進出がかかったデンマーク戦(同25日3時30分開始)の時間帯では、試合開催前4週間の平均よりもウェブ接触者数が多かった。VRIでは「この時間帯での起床在宅率が高かったことがわかる」と分析している。
3戦とも共通して見られた動向としては、試合終了後の時間帯におけるウェブ接触者数が前4週平均に比べて多かったことを指摘。この理由についてVRIは、「TV中継終了後の情報収集や書き込みなどがあったかもしれない」とみている。
ウェブ全体の推定接触者数と前4週平均比 |
Twitterに代表されるミニブログの利用動向では、試合中でも接触者数が前4週平均に比べて多かったのが特徴。ウェブ全体の接触者数に比べると、全体の規模は違うものの、
「TV中継によってアクセスが減るということはないようだ」(VRI)。
ミニブログの平均視聴ページ数を見ると、カメルーン戦(同14日23時開始)では試合終了後、オランダ戦では前半終了後、デンマーク戦では前半終了後・試合終了後のそれぞれの時間帯に活発化していたという。
W杯関連のブログエントリーでは、日本が戦いを進めるにつれ、エントリー数が伸びていた。例えば、「本田圭佑」に関するエントリー数は、カメルーン戦翌日のエントリー数が、6月1日~14日での平均検索数を10倍以上上回っていたという。
ネットレイティングス株式会社でも、ブログや掲示板における日本代表関連の書き込みの集計結果を公表した。それによると、W杯期間中で最も話題になっていたのは「本田圭佑」で、日本代表に関する全体の書き込みの24%を占めた。次いで多かったのは「岡田武史」(10%)、「遠藤保仁」(8%)の順だった。
本田選手については、特に得点を決めたカメルーン戦とデンマーク戦では、日本代表選手に対する書き込みの30%を占めていた。決勝トーナメント初戦のパラグアイ戦でも本田選手に関する書き込みが全体の15.6%と最も多かったが、PKを外した駒野友一選手への書き込みが15.0%と続いた。
なお、ネットレイティングスの調査は、ブログや掲示板などにおける書き込みを収集したもので、Twitterに関しては、「日本語検索の不具合による情報収集量低下のため」(ネットレイティングス)、今回は対象外となっている。
試合別話題シェア |
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(増田 覚)
2010/7/12 13:13
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