石原都知事の所信表明「青少年健全育成条例改正案を早期に提出したい」


 2010年度の第3回定例都議会の本会議が21日に始まった。石原慎太郎都知事は所信表明の中で、「東京都青少年の健全な育成に関する条例(青少年健全育成条例)」の改正について言及した。

 今議会では改正案の提出は見送られたが、石原知事は「子供たちは、インターネット上に氾濫する有害な情報や悪質な性行為を描いた漫画等を容易に手にすることができる現況にあり、これを放置すべきでないことは誰の目にも明らか」と述べ、早期に改正案を議会に提案したいの考えを示した。

 東京都が2~3月の第1回議会に提出した改正案では、漫画やアニメなどに描かれた「非実在青少年」の規制や、青少年向け携帯フィルタリングの適用厳格化などが盛り込まれた。是非について大きな議論が巻き起こり継続審議となった後、6月の第2回議会で否決されている。


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(永沢 茂)

2010/9/22 18:04