ヤフー、「東日本大震災写真保存プロジェクト」への投稿受け付け開始


 ヤフー株式会社は19日、「東日本大震災写真保存プロジェクト」への写真の投稿受け付けを開始した。

 同プロジェクトは、東日本大震災前の街並みや風景、震災直後の様子、今後の復興の過程などを記録として写真で残すためにヤフーが立ち上げたもの。対象となる地域は、岩手県・宮城県・福島県・青森県・茨城県・栃木県・千葉県・長野県・新潟県の災害救助法適用地域。

 投稿は、PCまたは携帯電話から行える。PCでは、同プロジェクトのサイトにある専用フォームからアップロードする仕組みで、Yahoo! JAPAN IDでのログインが必要。撮影場所の情報やコメントも入力する。携帯電話からは、専用の投稿受け付けアドレスあてに、撮影場所を件名としたメールで写真を送信する。コメントも、メール本文で記載可能

 投稿された写真は、ヤフーで内容を確認した後、順次公開していく。公開開始は5月下旬ごろの予定だ。掲載写真は、非営利の復興支援または学術研究が目的の場合には、ヤフーの許諾確認なしで利用できるとしている。防災研究に役立てるため、独立行政法人防災科学技術研究所とも連携して具体的な活用策の検討も開始しているという。

 なお、ヤフーでは、復旧活動や安全確保の妨げにもなりかねない、個人的な見物や写真撮影を目的とした被災地への立ち入りは自粛するよう呼びかけている。


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(永沢 茂)

2011/4/20 13:42