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アスクル、ランサムウェアによるシステム障害で続報~物流システムで障害発生中
2025年10月22日 19:23
アスクル株式会社は10月22日、ランサムウェア感染によるシステム障害についての第2報を公開した。「ASKUL」「ソロエルアリーナ」「LOHACO」の受注・出荷を停止、ASKUL LOGIST株式会社が受託している物流業務の停止は継続しており、復旧の目途も示されていない。
第2報では、攻撃とシステム障害について、経緯の説明が行われている。10月19日の午前に外部からの不正アクセスによる異常を検知し、ランサムウェア感染の疑いのあるシステムの切り離しとネットワーク遮断を実施。その後、16時30分に「ASKUL」「ソロエルアリーナ」「LOHACO」の受注を停止した。
システム障害は、主に物流システム(WMS)で発生しており、同システムでコントロールする物流センター入出荷業務が停止し、受注できない状況となっている。
この影響で、グループ企業のASKUL LOGIST株式会社が受託している物流業務(3PL)も停止しており、「無印良品ネットストア」や「ロフトネットストア」などにおいて、受注・出荷を停止している。
現時点では、個人情報・取引先情報などの漏えいは確認されていないとしている。
同社は、10月19日14時に対策本部を設置し、外部の専門機関(LINEヤフーのほか、外部セキュリティ企業)と連携し、障害範囲の特定、影響の詳細調査を進めている。詳細調査で障害の影響を正確に把握した後、今後の復旧に向けた計画を速やかに策定し、実行するとしている。