ペイパルと三井住友カード、国内事業展開で提携
ペイパルジャパン株式会社と三井住友カード株式会社は27日、オンライン決済サービス「PayPal」の国内事業展開に関して戦略的な提携を検討することで合意した。日本におけるペイパルとカード会社との戦略的提携は初となる。
業務提携の第1弾として2011年10月をめどに、三井住友カード会員に向けて、PayPalユーザーの募集を開始する予定。また、PayPal加盟店の開拓、モバイル決済サービスや送金サービスの将来的な開発・提供などについても、両社で検討を進めていく。
両社は、「ペイパルが誇るグローバルなビジネス基盤と、三井住友カードが持つカードビジネスで培ったノウハウおよび日本国内における顧客基盤の相乗効果を図ることで、決済ビジネスにおける先進的かつ付加価値の高いサービスの実現を目指す」としている。
PayPalは世界最大級のオンライン決済サービス。アカウント開設時にクレジット情報や住所などを一度登録すれば、以降はメールアドレスとパスワードのみで決済できるため、クレジットカード番号などをECサイトに開示せずに買い物ができるのが特徴。現在、世界190の国・地域で25の通貨に対応しており、過去12カ月間に1回以上利用したアクティブユーザー数は約9800万に上る。
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(増田 覚)
2011/6/27 12:02
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