NHN JapanとKDDIが業務提携、auスマートパス版「LINE」提供へ


 NHN Japan株式会社とKDDI株式会社は3日、業務提携を発表した。NHN Japanの無料通話・メールアプリ「LINE」と、KDDIのスマートフォン向け事業「auスマートパス」を連携し、両社の顧客の利便性向上を図るという。

NHN Japan代表取締役の森川亮氏(左)とKDDI代表取締役執行役員専務の高橋誠氏

 まずは9月以降、auスマートパス利用者限定の「LINE for auスマートパス」を提供する。オリジナルキャラクターを用いた限定スタンプを無償提供するほか、LINE公式アカウントとしてauスマートパスの最新情報を配信していく。

 さらに、LINEの「安心・安全化」に向け、未成年者保護を目的とした取り組みや快適なネットワーク環境の構築に向けた対応を両社で積極的に進めていく。

 auスマートパスは、月額390円で500本以上のアプリが取り放題になるサービス。3日に行われたNHN Japanの記者会見に登場したKDDI代表取締役執行役員専務の高橋誠氏によれば、「開始2カ月で100万人以上」の利用者を獲得したという。

 高橋氏は「毎月390円、100万人で毎月4億円近くの流通がある。これと、世界を見据えるLINEの新プラットフォームで何かできないかと考えていた」と業務提携の経緯を説明。KDDIとしてもNHN Japanの新プラットフォーム「LINE Channel」を応援していくと話した。


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(増田 覚)

2012/7/3 19:03