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「Firefox 18」公開、新JavaScriptコンパイラーを搭載

Mac版はRetinaディスプレイに対応

Android版Firefoxにはセーフブラウジング機能が搭載

 Mozillaは8日、ウェブブラウザー「Firefox」の最新版となる「Firefox 18」を公開した。Windows版、Mac版、Linux版はMozillaのサイトからダウンロードでき、既存ユーザーには自動的にアップデートが適用される。

 Firefox 18では、新たなJavaScript JITコンパイラー「IonMonkey」を搭載。ウェブアプリケーションやゲームなどでのJavaSciprt処理が、最大で25%高速化されるとしている。

 Mac版では、Mac OS X 10.7以降でRetinaディスプレイをサポート。開発者向けにはWebRTCが試験的に実装されたほか、W3C標準のタッチイベントをサポートした。

 Android版Firefoxについても、最新版となるFirefox 18を公開した。Google Playからダウンロードできる。

 Android版Firefox 18にも、新JavaScript JITコンパイラーのIonMonkeyを導入。既にデスクトップ版には導入されている、フィッシング詐欺や悪意のあるサイトから保護するセーフブラウジング機能が実装された。また、ウェブ検索をするために文字を入力し始めた際に、検索候補表示機能を有効にするかどうかを確認するようになった。

(三柳 英樹)