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PontaとTwitter Japanが連携、指定ハッシュタグ付きツイートでポイント付与

 ポイントサービス「Ponta」を運営する株式会社ロイヤリティマーケティングは18日、Twitter Japan株式会社と共同で、Ponta会員が指定されたハッシュタグを含むツイートをすることでPontaポイントがもらえるサービス「#Ponta(ハッシュドポンタ)」を発表した。

 Pontaに参加する企業がTwitterで実施するキャンペーンとして特定のハッシュタグを指定し、Ponta会員がこのハッシュタグを含むツイートをするとキャンペーンに応募できる。ツイートをすると、「@PontaConnect」アカウントからキャンペーンエントリー完了の通知が届き、店舗でPontaカードを提示して商品を購入することなどでボーナスポイントがもらえる。

 キャンペーンに参加するには、公式サイト「Ponta.jp」でPontaカードにTwitterアカウントを紐付ける必要がある。付与されるポイントはキャンペーンによって異なるが、ツイートしてキャンペーンに応募した上で、店舗で「一定金額以上の商品を購入」「特定の商品を購入」した場合などに、通常のポイントに加えてボーナスポイントがもらえるといったケースが想定されている。

 キャンペーン第1弾としては、ロイヤリティマーケティングが7月18日からスタート記念のキャンペーン(ハッシュタグは「#総額30万Pontaポイント」)を実施する。また、8月1日からはH.I.S.による「H.I.S.夏旅キャンペーン」(ハッシュタグは「#夏旅をつぶやいてPontaをためようbyHIS」)、9月1日からは日本ケンタッキー・フライド・チキンによる「カーネルズ・ハースデーキャンペーン」(ハッシュタグは未定)をそれぞれ実施する。

「#Ponta」キャンペーンの流れ
Ponta.jpにTwitterアカウントを設定して、指定ハッシュタグを含むツイートをする
@PontaConnectから登録完了の通知(またはアカウント登録の呼び掛け)が帰ってくる
8月にはH.I.S.、9月には日本ケンタッキー・フライド・チキンがキャンペーンを実施予定

 Twitter Japanの葉村真樹氏は、ポジティブなツイートが増えると売上も向上するといった調査結果を紹介。ポイントサービスとの連携は今回が世界初の取り組みとなるが、企業のマーケティングを目的としてTwitterを活用する新しいケースをサポートすることで、企業によるTwitter活用をさらに促進していきたいとした。

 ロイヤリティマーケティング執行役員IDマーケティング事業本部長の澤田伸氏は、5500万人のPontaユーザーとTwitterの組み合わせにより、情報共有や拡散を行うユーザーを増やすことで、購買からロイヤリティの形成に貢献しうるO2Oソリューションとして、今回のサービスを開発したと説明。今後はさらに、テレビ番組などとも連動するB2O2O(Broadcast to O2O)といった形でのソリューションも展開していきたいと語った。

 Ponta提携企業がこのキャンペーンを利用する場合の費用は150万円から。サービスの売上などについて現時点では目標は設定していないが、提携する68社すべてに利用してもらいたいとした。

Twitter Japanの葉村真樹氏
ロイヤリティマーケティングの澤田伸氏

(三柳 英樹)