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マイクロソフト、8月の月例パッチ「MS13-066」の不具合修正版を公開

 米Microsoftは19日、8月の月例セキュリティ情報として公開した「MS13-066」のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)について、不具合を修正した更新プログラムを公開した。

 MS13-066は、Active Directoryフェデレーションサービス(ADFS)に関連する脆弱性を修正するもので、脆弱性の最大深刻度は4段階で上から2番目の“重要”。Windows Server 2012/2008 R2/2008/2003に影響がある。

 Microsoftでは、8月14日に8月の月例セキュリティ情報としてMS13-066を公開したが、8月15日にWindows Server 2008 R2/2008環境のADFS 2.0用修正パッチに不具合が確認されたとして、該当パッチの公開を停止。今回、不具合を修正したバージョンを再公開した。

 また、8月のセキュリティ情報では、Exchange Server関連の脆弱性を修正する「MS13-061」についても、Exchange Server 2013用修正パッチに不具合が確認されたとして、8月15日に公開が停止されている。こちらについては、8月20日現在も問題調査中となっており、Microsoftでは問題を解決次第、新しい修正パッチをリリースする予定としている。

(三柳 英樹)