ニュース

パラレルス、Mac用仮想化ソフト「Parallels Desktop 9」

 パラレルス株式会社は29日、Mac向けの仮想化ソフト「Parallels Desktop 9 for Mac」を発表した。同日、Parallels Desktop 7以降のユーザー向けのアップグレード版を4900円で発売。9月6日には新規ユーザー向けのパッケージ版を7900円(初回出荷4000本のみ4900円)、アカデミック版と大学生協版を各3900円で発売する。

 Mac上でWindowsとMacのアプリケーションを同時に実行できる仮想化ソフトの最新版。iCloud、Dropbox、Google Drive、SkyDriveなどのクラウドサービスに最適化し、MacとWindows仮想マシン間でファイルをローカルに重複して保存する必要がなくなった。また、Windows用のアプリケーションをLaunchpad上に配置できるようになった。

 Windows 8およびWindows 8.1へのサポートを拡張し、「スタートメニュー」が使えるようになるほか、Metroアプリをフルスクリーンではなく単独のウィンドウとして開ける。Macがスリープ状態でもアプリケーションを最新の状態にする「Power Nap」機能をWindowsにも適用し、Windowsアプリケーションを常に最新状態に保てるようになった。

 前バージョンと比較してパフォーマンスも向上しており、仮想マシンの起動とシャットダウンを最大25%高速化、仮想マシンのサスペンドまでの時間を最大20%短縮、3Dグラフィックおよびウェブ閲覧はともに最大15%高速化した。

(増田 覚)