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マイクロソフト、9月11日公開予定の月例パッチは“緊急”4件を含む14件

 日本マイクロソフト株式会社は6日、9月11日に公開を予定している月例のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)に関するセキュリティ情報について、事前通知を公開した。

 公開を予定しているセキュリティ情報は14件で、脆弱性の最大深刻度は4段階で最も高い“緊急”が4件、2番目に高い“重要”が10件。

 最大深刻度“緊急”の4件は、Internet Explorer(IE)に関するものが1件、Windowsに関するものが1件、Outlookに関するものが1件、SharePointに関するものが1件。いずれも、リモートでコードが実行される可能性のある脆弱性を修正する。

 IE関連のセキュリティ情報は、IE 6~10の全バージョンが対象となっている。Windowsに関するものは、Windows XPおよびWindows Server 2003のみが対象。Outlookに関するものは、Outlook 2010/2007が対象。

 SharePoint関連のセキュリティ情報は、SharePoint Portal Server 2003、SharePoint Services 3.0/2.0、SharePoint Server 2013/2010/2007、SharePoint Foundation 2013/2010、Office Web Apps 2010と多数の製品が対象となる。

 最大深刻度“重要”の10件は、Windows関連が5件、Office関連が5件。リモートでコードが実行される可能性のある脆弱性や、特権の昇格、情報漏えい、サービス拒否につながる脆弱性を修正する。

(三柳 英樹)