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「アメーバピグ」を18歳未満と18歳以上で分離、青少年ユーザーの保護目的

 株式会社サイバーエージェントは15日、アバターコミュニティサービス「アメーバピグ」のユーザーを18歳未満と18歳以上とで仮想空間を分離し、サービスを提供すると発表した。10月22日より実施する。

 サイバーエージェントでは、「アメーバピグ」の青少年ユーザーの保護を目的として、2012年4月から15歳以下の利用者に対して、他の利用者との交流やエリアへのお出かけを不可にするなど、年齢情報に基づいた一部機能の利用制限や利用禁止などをを行ってきた。

 今回の措置では、規制対象年齢を18歳に拡大し、18歳未満のユーザー専用の「アメーバピグ」と、18歳以上のユーザー専用の「アメーバピグ」の2つに仮想空間を分離する。

 一方で、仮想空間の分離と同時に、15歳以下のユーザーに対する利用制限や利用禁止を解除。18歳未満専用の「アメーバピグ」では、15歳以下ユーザーもおでかけや他の利用者(18歳未満)とのコミュニケーションなど、18歳以上の利用者と同様の機能やサービスを利用できるようになる。

 アメーバピグのユーザーは、10月22日のメンテナンス完了後(午前8時ごろを予定)、「Ameba」登録年齢に合わせて、自動的に18歳未満専用サービスおよび18歳以上専用サービスに振り分けられる。

 アメーバピグ内のゲーム「ピグアイランド」「ピグカフェ」「ピグワールド」については、これまでと同様に15歳以下は利用不可、「ピグライフ」のみ一部機能制限で利用可能とし、2013年12月から順次、18歳未満ユーザー専用ゲームとして新たにゲームを提供する。

 サイバーエージェントでは、成年者と青少年ユーザーの交流を分断し、18歳未満専用サービスにおける24時間有人監視でのパトロールの徹底、システムで入力不可とするチャットでのNGキーワードの拡充、啓発活動を行うことで、青少年ユーザーがトラブルや犯罪に巻き込まれることを防止するとしている。

(三柳 英樹)