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NTT東日本、Android端末からFAXを送受信できる「ひかりFAX」提供開始

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は13日、IP電話サービス「ひかり電話」のユーザー向けに、Android端末でFAXの送受信を行える「ひかりFAX」の提供を開始する。サービスの利用は、「フレッツ光ネクスト」または「フレッツ光ライト」で、ひかり電話と無線LANカードを契約していることが条件となる。

 「ひかりFAX」は、ひかり電話のユーザー向けに提供している電話番号を利用した従量制課金・帯域確保型のデータ通信サービス「データコネクト」を使用し、Android端末とFAX端末の間でFAXデータの送受信を可能にするサービス。

「ひかりFAX」サービス概要

 Android向けの専用アプリから相手先の電話番号を指定する形で、従来のFAXと同様の感覚で利用が可能。相手先が「ひかりFAX」を利用していない場合には、アナログFAXに切り替えて発信する。利用シーンとしては、Android端末のカメラで撮影した用紙をFAXで送信する使い方や、「ひかりFAX」同士でより高画質なFAXデータを送受信するといったケースが想定されている。

 アナログ電話の電話の場合は最大画質が200×200dpi、通信料(A4用紙1枚)は8.925円~(市内通話)となるが、ひかりFAXでは最大画質が300×300dpi、通信料(A4用紙1枚)は2.1円~で、アナログ電話のFAXよりも高画質かつ割安に利用できる。

 さらに、「Epson iPrint」対応プリンターを組み合わせることで、FAXデータの印刷やスキャンが可能になり、高画質かつカラーのFAXデータの送受信が可能になる。

 サービス対応端末は、Android 4.1以上のAndroid端末と、NTT東日本が提供しているタブレット端末「光iフレーム2」。Androidの動作確認済み端末としては「docomo dtab」「GALAXY S4 SC-04E」「Xperia A SO-04E」が挙げられている。

(三柳 英樹)