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クラウド会計ソフト「freee」、取引登録ができるiPhoneアプリ

iPhoneアプリ版freeeのトップ画面

 クラウド会計ソフト「freee(フリー)」を提供するfreee株式会社は2月17日、freeeのiPhoneアプリ「freee」の提供を開始した。App Storeから無料ダウンロードできる。利用にはfreeeのアカウントが必要だが、iPhoneアプリから新規登録も行える。

 freeeによると、個人事業主・法人の決算書出力に対応した会計ソフトで、モバイル端末から自由に収支取引を登録できるアプリの提供はこれが初だという。

 今回リリースしたiPhoneアプリ(v1.0.0)では、PC版freeeの機能のうち、取引の登録、売掛・買掛金の閲覧、当月の収支の閲覧の機能が利用できる。今後、アップデートによりPC版と同じ機能が利用可能とする予定。また、Androidアプリは3月に提供を開始する見込み。

 クラウドサービスのため、iPhoneアプリで登録した取引は、すぐにWeb版で確認できる。これにより、現金収支は移動時間にスマホから登録し、銀行口座の明細はPCでまとめて処理をするといった使い方が可能になった。

 なお、v1.0.0ではiPhoneアプリでいったん登録(決済)した取引はiPhoneアプリでは修正できないため、修正はWeb版で行うことになる。これについてはできるだけ早くアップデートで対応する予定だとしている。

iPhoneアプリの取引登録画面。勘定科目は画面下部に一覧表示されるので選択すればOK
iPhoneアプリで登録した取引
iPhoneアプリで登録した取引をPCのWebブラウザーで表示した画面

 クラウド会計ソフト「freee」は、簡単な登録を行うことで3カ月無料で利用可能。無料プランでは3カ月を超えたデータが保持できないほかは、有料プランのほぼすべての機能が利用できる。有料プランは個人事業者向けが月額980円、法人向けが月額1980円。

(工藤 ひろえ)