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エレコム、子機モードも搭載したホテルの部屋向けWi-Fiルーター

 エレコム株式会社は、IEEE 802.11n/b/g対応の小型無線LANルーター2製品を9月上旬に発売する。価格は2800円(税別)。本体カラーがブラックの「WRH-300BK2-S」とホワイトの「WRH-300WH2-S」がある。

WRH-300BK2-S
WRH-300WH2-S

 ホテルの部屋などに設置された有線LANポートへの接続を想定したコンパクトな無線LANルーター。WPSボタンを備えるほか、アプリ「QR link」をインストールしたスマートフォン/タブレットからは、同梱のQRコードを読み取るだけで無線接続設定が行える。

 ルーターモード、アクセスポイント(AP)モードのほか、子機(コンバーター)モードも搭載。例えば、有線LANポートを持つネットワーク対応テレビなどを無線LAN子機化できる。

 無線LANはIEEE 802.11n/b/gの2.4GHzに対応し、送受信用のアンテナを2本搭載することで最大300Mbpsの高速通信が利用可能。有線LANは100BASE-TX/10BASE-Tに対応する。電源コネクターにはmicroBタイプのUSB端子を採用し、PCのほかスマートフォン/タブレット用の充電器からも給電可能。サイズは、24×65×18mm(縦×横×厚さ)で、重さは約20g。

 暗号化方式は、WPA/WPA2-Mixed(TKIP/AES)、WPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WEP(128/64bit)に対応。セキュリティ機能としては、マルチSSID(最大2件まで登録可能)、SSIDセパレーター、プライバシーセパレーターを搭載する。このほか、VPN関連としてIPsecパススルー、PPTPパススルー、L2TPパススルーに対応する。

(山川 晶之)