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キヤノン「PIXUS」新モデル4機種を発表、スマホ・クラウド対応を強化
(2014/8/28 20:17)
キヤノンは、家庭用インクジェットプリンター「PIXUS」シリーズの新製品として、「MG7530」「MG6730」「MG5630」の3機種を9月4日に、モバイルプリンターの「iP110」を11月上旬にそれぞれ発売する。
製品の価格(キヤノンオンラインショップ販売予定価格、税別)は、「MG7530」が2万8800円、「MG6730」が2万3800円、「MG5630」が1万6800円、「iP110」が2万6800円。
最上位機種の「MG7530」には、NFC対応のスマートフォンやタブレットをPIXUS本体にタッチするだけで、選んだ写真を自動的にプリントできる新機能「PIXUSタッチ」を新たに搭載。スキャンした写真や文書をスマートフォンやタブレットに取り込む場合も、同様にNFCを利用したタッチ操作で行える。
ネットワーク機能は、有線LANおよび無線LANに対応(「MG6730」「MG5630」は無線LANのみ対応)。SNSや写真共有サイト、ストレージサービス、キヤノン独自のプリントコンテンツなどのクラウドサービスと連携し、クラウド上の写真や文書を簡単にプリントできる「PIXUSクラウドリンク」機能を搭載する。スキャンしたデータも、PCを使わずに各種クラウドサービスにアップロードできる。PIXUS本体のほか、スマートフォンやタブレットからも専用アプリ「PIXUS Print」で操作できる。
このほか、ウェブブラウザーから簡単に写真を編集・印刷できるサービス「Easy-PhotoPrint+」を開始。PCやタブレットのブラウザーから、写真をレイアウトして文字やスタンプなどを入れ、オリジナルの写真をプリントできる。
また、女性ユーザーをターゲットとして、本体カラーやメニュー、スマートフォン用アプリなどを新たに開発したモデル「MG7530F」を、「PIXUS Atelier(アトリエ)」という愛称で3万台限定で販売する。発売は9月4日。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は2万9800円(税別)。
モバイルプリンター「iP110」は、持ち運び可能なコンパクトな本体にWi-Fi機能を搭載し、スマートフォンやタブレットからも簡単にプリントができるモデル。オプションのバッテリーを利用することで、電源のない環境でも満充電で約290枚のプリントが可能。各種クラウドサービスと連携する「PIXUSクラウドリンク」にも対応する。
スマートデバイス、クラウドサービスからのプリント対応を強化
28日に開催された新製品の発表会では、スマートデバイスとクラウドサービスからのプリント経験がともに30%を超えたという調査結果を紹介。スマートフォンからは写真を、タブレットからはクラウド上の文書をプリントするという利用傾向が見られるという。
こうした利用方法をさらにユーザーにアピールしていくため、新モデルではNFCにより本体にタッチするだけで写真をプリントできる「PIXUSタッチ」を新たに搭載したほか、各種クラウドサービスと連携する「PIXUSクラウドプリント」を強化。PIXUSの新モデルは「より手軽に簡単に」進化したとアピールした。
販売戦略においても、スマートフォンの写真を簡単にプリントできるという点を「スマフォトプリント」というキャッチコピーでアピールしていくと説明。発表会には、新しいテレビコマーシャルに出演する桐谷美玲さんと石丸幹二さんも登場し、猫の写真をスマホで撮影して、PIXUSタッチ機能を使うことですぐにプリントできるというデモを披露した。