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パナソニック、法人向けMVNO事業に本格参入

 パナソニックは、法人向けサービスとして、柔軟なプランで提供するMVNOサービスに本格参入すると発表した。

 パナソニックはMVNO事業に本格参入するにあたり、通信帯域の制御と通信回線容量の管理を自社で行う設備を新たに導入。法人ユーザー向けに、柔軟なサービスを提供する。例えば、台数が多く1台あたりの通信容量が少なくていいケースや、混雑していない時間帯に一括して機器からデータを収集したいケース、上り回線の速度を優先し下り回線の速度はほとんど使わないケースなど、さまざまなニーズに応えられるオーダーメイドの回線プランを提供できるという。

 同社はまた、同社製の業務用機器・システムと、通信回線、保守までを組み合わせたワンストップのサービスとして提供できることで、コストの最小化も実現するとしている。

 第1弾として、ノートパソコン「Let's note RZ4」シリーズに同社提供のSIMカードを搭載したモデルを法人向けに提供する予定で、ビジネスシーンのニーズに合わせた無線通信回線プランを提供する。これは主に中小企業に向けたもので、通信サービスの内容も企業ごとにカスタマイズされた形で出荷される。

(太田 亮三)